読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

人生死ぬまで暇つぶし。

主にエロいモノや、映画・ゲーム・音楽のことを考えて呼吸してます。

「FF15」はぶっちゃけ神ゲー。

ゲーム 感想

         f:id:temujin2301:20161231070013p:plain

ファイナルファンタジーXV」。

発売からかなり時間が経ちましたが、個人的な感想をちょっとまとめときます。

◇一新されたゲームシステムについて

今回のFF15では、従来のATBを脱し、世界的に流行と言っていいアクションRPGにシステムが刷新された。有名どころを挙げるだけでも、「スカイリム」「ダークソウル」「ウィッチャー」。特に「スカイリム」「ウィッチャー」に関しては、オープンワールド×アクションRPGという点でも一致している。(FF15は途上だが)

さらにFF15のアクションは、従来のFFファンのプレイにも耐える仕様になっていて、難易度が比較的低めに設定されている。(それでもエンドコンテンツは厳しい)

自分はFPSばかりしていて今までアクションRPGに触れた経験が無かったので、今作は新たなジャンルへの登竜門としても優れたタイトルだと思う。

 ◇細部はイマイチ、でも魂揺さ振るシナリオ

今作は発売直後から良くも悪くも大変な反響を呼んだ。その中身は様々だが、中でもウェートを占めていたのは「シナリオ」についての意見だったと思う。

まず大前提として、今作のシナリオには、描かれる三本の絆がある。

「父子の絆」「友との絆」「愛する者との絆」

一つ目は、レギスとノクティス、二つ目はノクティスとその仲間たち(イグニス、グラディオラス、プロンプト)。三つ目は、ルナフレーナとノクティス。

「父子の絆」や「愛する者との絆」を描いたシリーズ作品としては、名作と呼び声高いFF10が挙げられる。

父子に関してはジェクトとティーダ、愛に関してはユウナとティーダ。特に父子関係に関しては母親がだいぶ軽んじられているのも共通点かも。

世間一般のFFファンにしてみれば「10>15」となるだろうが、個人的には15の方が、10の3倍は面白い。何故か。

◯主人公を主人公たらしめる原因の重さの違い

主人公がなぜ主人公かというと、自分の命を賭して世界を救うから。

そこで10と15において、なぜ主人公たちが世界を救うことになったのか。

FF10:夢の世界に住む青年が、10年前に現実世界に飛ばされた父親の影を追って。

FF15:生まれた時から。

だいぶ短縮して要点を捉えられていないかもしれないが、どうだろう。FF15の方が悲劇的には映らないだろうか。

FF10ティーダが「たまたま父親が巻き込まれた」からなのに対して、FF15のノクティスは、生まれた時から「真の王としての使命」を背負わされているのだ。

確かに何の責任もないティーダが巻き込まれるのも可哀想(原因は父親が世界の脅威ってコトだけ)ではあるが、10は何となく因果関係が弱い気がしてしまう。

その点ノクティスは、世界の均衡を保つクリスタルに生まれながらに選ばれて、結果自らの命を犠牲にして世界を救う。哀しい。

◯でも、ディティールは確かにダメ

というわけで、FF15のシナリオの大筋は大変よく出来ているのだが(そもそも原案は同一人物なんだけれども)、特に批判される細部はダメ。

・延びきった開発期間。なのにDLCありきって…

今作では、旅の途中で仲間の一部(グラディオラス、プロンプト)が離脱する。

ネットでは専ら、ほぼクロではあるが、彼らが離脱している間のシナリオが、「エピソード◯◯」というDLCで配信されると言われている。自分も確定だと思う。

イグニスに関しては、オルティシエで彼が失明に至った理由が語られるようだ。

このDLCは、現在オンラインで配信されているシーズンパスを購入することで、配信されると入手することが出来るらしい。

しかし他にも細部の問題はある。

・可哀想なレイヴス

これは各所で言われていることだが、発売前のトレーラーでも存在感を発揮していたレイヴスの心理描写不足による扱いの酷さ。

彼はストーリーの序盤から終盤にかけて、非常に大きな心境の変化を経る。しかし、彼に関してはその変化についてほぼ描写がなされないのだ。

終盤ちょっと前あたりで、彼がルナフレーナと会話しているカットシーンが挿入されるが、正直これだけでは分かり辛い。気が付けばバケモノと化して、件の13章あたりで呆気なくやられてしまう。

シガイ化前に、彼の書いた手紙を読めるポイントがあるにはあるが、彼の心境の変化は何行かのテキストで描くレベルのものなのか、っていう。

・とりあえず発表されたアプデを迅速に!

FF15が批判を浴びた理由の一つには、発売直後にシレッと公表されたアップデートのロードマップの存在もあると思う。

FFXV アップデートロードマップ

~短期目標~

まず、チャプター13のゲームプレイの満足度をさらに高めます。そのために、指輪魔法の威力を大幅アップさせるなど、すでに多くの強化に着手しています。強化内容の詳細や提供時期については後日改めてお知らせします。

~中期目標~

ゲーム後半の演出を強化して、ストーリー体験の満足度をさらに高めます。例えば「レイヴスというキャラクターはなぜあの運命を辿ったのか?」が描かれたイベントシーンの追加などを予定しています。イベントシーンの追加には、ボイス対応と全言語へのローカライズ作業が発生するため、中期目標としてしっかり取り組みます。
計画の詳細は、決まりましたらお知らせします。

~長期目標~

ゲーム本編に登場した、重要キャラクター達をプレイアブルキャラとして使用できるようにします。また、オリジナルキャラを作成してゲームを遊べるようにする、アバターシステムの追加を検討します。
その他にも、プレイヤーの皆さんが長期にわたってFFXVを楽しめるような、様々なアップデートを積極的に続けていきます。

~その他~

クリア時のステータスを引き継いだままニューゲームで遊べるようにします。
低レベルクリア、無敵スーツなど、遊びの幅を広げる様々なアイテムを提供します。
フォントを拡大表示して、メッセージを読みやすくします。
報酬や実績付きのボス戦や、期間限定モブハントなど、ゲームをライブで楽しむためのコンテンツを提供します。

「何やねん、ふざけんな」という感想が出ても仕方がない。

発売前からYouTubeでニコ生まがいの動画を出し続けたり、発売前夜には内輪ノリの「前夜祭」を催したり。そんな暇があるのなら、もっとゲームを作り込めよ!

◇ゲーム全体を彩る下村陽子のサントラは素晴らしい

ここまでシナリオとシステムについて書いてきたが、ゲームにはそれらと同じくらい、場合によってはそれ以上に重要な要素がある。

それは音楽

自分はゲーム好きだし音楽も好き。しかしたとえ気に入ったゲームだったとしても、サントラにまで手を出すことは少ない。

そんな僕でも今作のサントラは買おうかな!と思った。結局買わなかったけど。

確かに"Apocaypsis Noctis"をはじめとした、情熱的で好戦的な楽曲も良い(事実下村さんはその点で評価が高いらしい)。しかし個人的に特に優れていると思うのは、序盤から終盤まで世話になるハンマーヘッドでの"Hammerhead"や、キャンプをする標に着くと流れる"Safe Haven"といった、言うなれば「セーブポイントBGM」。安心できる場所での楽曲これが素晴らしい

正直サントラは買いたいのだが、金のない身の上なのでその内レンタルが始まるのを首を長くして待ってます。

◇「FF16」に期待したいコト

FF15は日本では惨めな思いをしているが、海外では比較的高い評価を得ている。

開発費用も回収したとどこかで聞いたので、よっぽどスクエニの気が変わらない限り、FF16は発売されるはずだ。(その前に7リメイクなどが控えるが)

その時自分が期待したいのは、まず「リリース時の完成度」。

多分スクエニは、今回のFF15の反響から様々な反省点を拾っているはずなので、この点は是非次回に活かしてほしい。

そして「もっとオープンワールドに挑戦してほしい」。

今作のオープンワールドは、完成度は高く、世界観も設定も非常に作りこまれ、なおかつ一貫していて、レガリアでの移動がとても楽しいRPGにおいて移動が楽しいというのはトンデモないアドバンテージなのは言うまでもない。しかし本作では終盤になるとオープンワールドを離れ、リニア進行のゲームに変わるのが惜しかった。

オープンワールドゲー特有の、「箱庭で全てが完結する」醍醐味が無かった

今の技術の進歩スピードからして、FF16が出る頃には、おそらくゲームの技術は信じられない所まで高まっていると思う。もしかしたらVRもすり抜けているかもしれない。

その頃に、いまだオープンワールドが流行っているかは分からないが、もう一度新しい形で「オープンワールドのFF」を遊んでみたい

◇最後に

FF15は、オープンワールド×アクションRPGという海外市場を意識したコンセプトながら、その遊びやすさや作り込みの丁寧さは和ゲーの伝統を継承している。

ソーシャルゲーム市場でまきあげた資金を基に、是非次回も面白いゲームを作ってほしい。

頑張れスクエニ